借金問題で弁護士や司法書士に相談する際、まず「どんな借入があるのか」「毎月の支払い状況」「生活の実態」などを整理しておくことが重要です。
このページでは、誰でも簡単に使える「借金相談用の準備シート(無料)」を提供しています。入力内容は保存やPDF出力もでき、相談準備がグッと楽になります。
借金相談って何を聞かれる?事前に整理すべきポイント
「借金のこと、誰にも言えずに一人で悩んでいる…」「専門家に相談したいけど、何を伝えればいいか分からない」——そう感じている方は多いはずです。
弁護士や司法書士に借金相談をする際は、状況を正確に伝えることが何よりも大切です。そのためには、事前に情報を整理しておくと、相談がスムーズに進み、より的確なアドバイスを受けやすくなります。
よく聞かれる質問とその理由
専門家はあなたの状況を把握するため、次のような質問をよく行います:
- 現在、いくら借りているか?どこから借りているか?
- 月々の返済額はいくらか?
- 収入や生活費のバランスはどうか?
- 督促や滞納の状況はあるか?
- どんなことに困っているのか?
こうした情報を整理したうえで相談することで、専門家もあなたに合った選択肢を提案しやすくなります。
状況を正確に伝えるための「事前整理」が重要
借金相談は、ときにとても緊張するものです。あらかじめ必要な情報をまとめておけば、当日は「話すことに集中」できます。また、記入した内容をPDFにしておけば、印刷やメールでの共有もでき、リモート相談にも対応できます。
このページでは、そうした情報整理を手助けする「無料テンプレート」を提供しています。使い方や印刷方法についても、この記事内で詳しくご紹介していますので、安心してご利用ください。
専門家に相談する前に知っておきたい3つの準備
借金の相談を専門家にする前に、準備しておくとスムーズに話が進みやすくなるポイントがあります。ここでは、その中でも特に大切な3つを紹介します。
① 借入状況を把握する
どこから・いくら借りていて・毎月いくら返しているか、正確に把握しておくことが大切です。借入先ごとの情報をまとめておけば、相談時に質問に即答しやすく、信頼にもつながります。
② 収入・支出のバランスを整理する
家計の収支バランスが見えると、「返済が可能か」「生活の立て直しができるか」などの判断がしやすくなります。家賃・光熱費・保険料などの月ごとの支出は、ざっくりでも把握しておきましょう。
③ 相談したいことを簡単にメモしておく
「返済が苦しい」「家族に知られたくない」「どんな制度を使えるのか知りたい」など、今困っていることを具体的に書き出しておきましょう。口頭で説明しづらい場合も、紙やPDFで渡せばスムーズです。
これらの準備をテンプレートで整理しておけば、相談時に緊張していても安心して話を進められます。次のセクションでは、そのテンプレートの使い方をご紹介します。
無料テンプレートの使い方と印刷・共有の方法
このページでは、借金相談に必要な情報をスムーズに整理できるよう、入力式の「無料テンプレート」をご用意しています。以下のような特徴があります。
- スマホ・パソコンからそのまま入力できる
- 入力内容をPDFでダウンロードできる
- メールでPDFを受け取ることも可能
- あとから編集・追記ができる(トークンURLで再アクセス)
1. 入力する
このページの冒頭にあるフォームから、借入情報・収入・支出・ご相談内容などを入力してください。わかる範囲でOKです。未記入の欄があっても問題ありません。
2. 「保存する」をクリック
入力が終わったら「この内容で保存する」ボタンを押してください。PDF出力やメール送信、編集用リンクの生成が可能になります。
3. PDFを保存・印刷する
保存後は「PDFをダウンロードする」ボタンから、お使いの端末にファイルを保存できます。印刷して相談先に持参する場合は、A4サイズ推奨です。
コンビニのマルチコピー機で印刷したい場合は、以下のサービスを使うと便利です(別セクションで詳しくご紹介します):
- セブンイレブン:ネットプリント
- ファミリーマート/ローソン:ネットワークプリント
4. 専門家にメールで共有する
PDFはご自身のメール宛にも送信できます。そのまま弁護士・司法書士に転送すれば、事前に内容を把握してもらうことができます。
なお、個人情報保護の観点から、このPDFは「相談者本人」のみが利用・管理してください。
コンビニでの印刷方法(PDFの使い方ガイド)
PDFをダウンロードした後、「印刷して相談先に持参したい」という場合には、コンビニのマルチコピー機を使うのが便利です。以下のようなサービスを活用すると、スマホからでも簡単に印刷できます。
セブンイレブンで印刷する(ネットプリント)
- 公式サイト:https://www.printing.ne.jp/
- スマホやPCからPDFをアップロード
- 予約番号が発行される
- セブンのコピー機で「ネットプリント」を選び、番号を入力するだけ
ファミリーマート・ローソンで印刷する(ネットワークプリント)
- 公式サイト:https://networkprint.ne.jp/
- スマホでPDFをアップロード
- ユーザー番号が発行される
- 各コンビニのマルチコピー機で「ネットワークプリント」を選び、番号を入力
印刷時のおすすめ設定
- 用紙サイズ:A4
- 印刷方式:白黒(モノクロ)推奨(安価で見やすい)
- 両面印刷:必要に応じて選択(1ページ目が見やすいよう片面も可)
テンプレートはモノクロ印刷でも視認性が高くなるようデザインしています。コンビニ印刷の料金は1枚20円程度なので、必要なページのみ印刷することも可能です。
外出先でもすぐ印刷できるため、「いますぐ弁護士に相談したい」という時にも便利です。
債務整理とは?代表的な手続きの違いと注意点(簡単な解説)
「返済が苦しい」「利息が膨らんで払えない」などの状況では、弁護士や司法書士に相談のうえ「債務整理」という法的手続きを検討することがあります。
債務整理とは、借金を減額・免除したり、返済計画を立て直したりする制度で、主に以下の3種類があります。
1. 任意整理(にんいせいり)
- 弁護士や司法書士が、貸金業者と交渉して利息や返済額を調整
- 裁判所を通さないため、比較的早く・柔軟に対応できる
- 元本は減らないが、月々の返済負担を軽くすることが目的
2. 個人再生(こじんさいせい)
- 裁判所に申し立て、借金を大幅に減額し、原則3年間で返済
- 住宅ローン特則を使えばマイホームを手放さずに済むことも
- 安定した収入がある人向け
3. 自己破産(じこはさん)
- 裁判所に申立て、原則すべての借金の返済義務を免除
- 収入や資産がほとんどない人が対象
- 一定の財産は手放す必要あり/官報掲載などの注意点も
どの手続きが適切かは、収入・財産・借入状況・家族構成などにより異なります。独断で判断せず、まずは無料相談などを活用して、専門家にアドバイスをもらうのが安心です。
無料で相談できる機関や窓口は?(外部リンク付き)
借金や返済に関する相談は、弁護士・司法書士に限らず、各地の公的機関でも受け付けています。費用が気になる方は、以下のような窓口を活用すると安心です。
法テラス(日本司法支援センター)
国が設置した法律相談の総合窓口。収入や資産が一定基準以下の方は、無料で弁護士の相談を受けられたり、費用の立て替え制度(民事法律扶助)を利用できます。
各都道府県の弁護士会
全国の弁護士会でも、定期的に法律相談会を開催しています。多くが予約制で、30分程度の無料相談枠を用意している地域もあります。
消費生活センター・市町村の相談窓口
借金に関連するトラブル(過剰請求・取り立て・詐欺まがいの勧誘など)は、地域の消費生活センターでも対応してくれる場合があります。
なお、当サイトでは公的支援情報や相談準備に役立つテンプレートを提供していますが、法律上の助言や個別対応は行っておりません。
よくある質問と回答(FAQ)
借金相談の準備シートに関して、よく寄せられるご質問とその回答をまとめました。
Q1. このテンプレートを使えば、すぐに借金問題が解決しますか?
テンプレートは、あくまで弁護士や司法書士に相談する前の「準備」に役立つものです。正確な状況把握と相談時の時間短縮に繋がりますが、法律相談・手続きは別途必要です。
Q2. 途中まで入力して保存できますか?
はい。入力後に保存すると、確認用の専用URLが発行されます。URLをブックマークしておけば、後から再編集も可能です。
Q3. PDFをスマホだけで送信・印刷できますか?
はい。PDFはその場でダウンロードできますし、ご指定のメールアドレスにも送付されます。スマホでコンビニ印刷する方法も案内ページでご紹介しています。
Q4. テンプレートは本当に無料で使えますか?
はい。このテンプレートは完全無料で提供しています。今すぐ入力して相談の準備にご活用ください。
Q5. このシートをどこに持っていけばいいですか?
弁護士や司法書士に相談する際にご持参ください。印刷しても、スマホ画面で見せても構いません。初回相談をスムーズに進める助けになります。
まとめ|借金相談は、まず「情報整理」から始めよう
借金に関する悩みは、誰にでも起こりうるものです。「恥ずかしい」「どこから話せばいいか分からない」と不安になるのは自然なことです。
このテンプレートは、そうした不安を少しでも軽くするために作られました。あなたの状況を正確に把握し、的確なアドバイスを受けるための第一歩です。
無理にすべて埋めなくても構いません。できるところから、一緒に整理していきましょう。
▼ フォームを使いたい場合は、以下からどうぞ。